こんにちは!
SCアカデミー塾長の齋藤です!
今回は中1数学で身につけることのできる「ものの見かた」について紹介していこうと思います。
- 数学を勉強したくない
- 数学を学ぶ理由がわからない
- 数学の重要性を子どもに知ってほしい
目次
数学が嫌い
数学を好きになれないという方は、少なくないと思います^^;
特に中学1年生の範囲の「文字式の表し方」や「方程式の文章問題」でもう数学なんて勉強したくない!!!と数学を投げ出してしまったという方もいると思います。
そんな方向けにちょっとだけ視点を変えて、中1数学の方程式ではこんな考え方を学べますよ(^^)という提案をしてみたいと思います。
「別の視点から考える」という武器
方程式(主に文章問題)では、「一つのものごとを別の視点から見て表現する力」が問われています。
方程式の勉強を通して「ものごとを別の視点から見る」ことができると
- 相手の立場になって考えることができる
- ものごとの関連性に気づきやすくなる
- 考え方の幅が広がる
など、たくさんのメリットがあります。
しかし、いきなりこんなことを言われても実感がわかないと思いますので、ちょっと具体的に考えていきましょう^^;
お父さんは会社では〇〇
みなさんのお父さんは、当然おうちではお父さんですよね。(当たり前^^;)
でも、みなさんのお父さんは会社では、お父さんではないですよね。課長さんだったり、部長さんだったり。
急に数学の話から外れましたが、要するにみなさんのお父さんは「見る人によって役割が違う」ということです。
もっと言えば、見方によってものごとは変わるということです。
方程式は同じものを違う視点で見ている
お父さんの話を数学に当てはめてみようと思います。今度はみなさんのお父さんではなく、たかしくんのお父さんで考えてみましょう。
たかしくんのお父さんの名前は、太郎さんです。太郎さんは「あかでみ工業」の課長さんです。(※あかでみ工業は架空の会社名です。)
この関係を式にしてみると
「太郎さん」=「たかしくんのお父さん」
「太郎さん」=「あかでみ工業の課長さん」
となりますね。
太郎さんは「たかしくんのお父さん」であり、「あかでみ工業の課長さん」でもありますね。
これを一本の式にまとめてみると「たかしくんのお父さん」=「あかでみ工業の課長さん」というふうに、別の式で新しい関係性を表現できましたね。
同じものを違う視点で見ることを意識すると、、、
同じものを違う視点から見る意識をすると、みなさんが苦手な文章問題も少しは楽に解けると思います。
では、例題をやって見ようと思います。(ぜひ手を動かして解いてみてくださいね!)
例題) 40個のりんごを何人かの子どもに3個ずつ配ったところ、りんごが4個余った。子どもの人数を求めなさい。
「あ、まずい、わからない。」そう思った方、安心してください。
「どんなもの」を「別の視点で見ているか」をしっかりと確認していきましょう。まず下の図を見てみてください。
今回の問題はこの「40個のりんご」を別の視点で見ている記述がありますね。
「何人かの子どもに3個ずつ配ったところ、りんごが4個余った」というところですね。
これも図で見てみましょう。
40個のりんごを別の表現、つまり別の視点から見ていますね。
別の視点から見ているというだけで中身は一緒なので、「イコール」で結んで上げれば問題が解けますね。
一応式にしておくと
「40個のりんご」=「何人かの子どもに3個ずつ配ったところ、りんごが4個余った」
つまり
『40個のりんご』=『(子どもの人数)× 3個 +(あまりの4個)』
と表現できますね。
あとはわからないものが「子どもの人数」なので、これを x とおくと、
『40 = 3x + 4』
という式が導けるので、xについて解くと「x=12」となり、子供の人数が12人だとわかりますね。
ものの見かたをマスターできれば応用が効く
別の視点から同じものを見るチカラは数学に限らず、理科や国語など幅広く応用できます。
特に難しい問題になればなるほど効果的です。(高校生の理科はこの考え方を使いまくりますよね!)
普段から「これって別の視点から見たらどうなんだろう?」と考えて問題に取り組んでみてください。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は少し難しめのお話でしたが、数学は日常生活に応用できることがたくさんあるということが少しでも伝われば嬉しいです。
ぜひ数学の問題を解くだけでなく、「別の視点からものごとを見るチカラ」を手に入れていただければと思います(^^)/
この記事を書いた人